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屋根塗装は足場なしでできる?メリット・デメリットと安全性の注意点

屋根塗装を検討している方の中には、「できるだけコストを抑えたい」「足場代が高いから省きたい」とお考えの方も多いのではないでしょうか。

この記事では、「屋根塗装 足場なし」をテーマに、足場を組まずに屋根塗装を行うことの可否や注意点、安全性、そして当社の考え方をご紹介します。

屋根塗装に足場は絶対必要?

結論から申し上げると、**屋根塗装において足場は「原則必要」**です。特に、2階建て以上の住宅や勾配のきつい屋根、狭小地においては、足場を設置しなければ安全かつ丁寧な施工ができません。

また、労働安全衛生法や建設業法といった法律でも、安全な作業環境の確保が義務づけられており、事故防止の観点からも足場の設置が強く推奨されています。職人の命を守るため、そして施工品質を担保するために、足場は欠かせない要素なのです。

足場なしでの屋根塗装:可能なケース

  • 平屋で、屋根の高さが低い
    屋根の高さが2〜2.5m程度までであれば、脚立やローリングタワーを使っての作業も比較的安全に行えることがあります。平屋の場合は高所作業のリスクが抑えられるため、足場を設置しない施工が可能な場合があります。ただし、作業者の安全帯使用は必須です。
  • 屋根の勾配が緩やかで作業しやすい
    勾配が3寸(約17度)以下であれば、作業時の安定性が保ちやすく、滑り落ちるリスクも低くなります。逆に5寸以上の急勾配になると、足場や屋根足場が必須となります。勾配は安全性に大きく関わる要素ですので、現地での確認が重要です。
  • 作業スペースが広く、脚立や昇降機などで代用可能
    建物周囲に十分なスペースがある場合、脚立や仮設足場(移動式昇降機など)を用いることで足場を組まずとも作業できるケースがあります。ただし、飛散防止用のメッシュシートなどは簡易的にでも設置するのが望ましく、塗料の飛散リスクを最小限に抑える工夫が必要です。
  • 安全対策(命綱・安全帯・ハーネス等)が徹底されている
    足場なしで施工を行う際は、命綱やフルハーネス型安全帯の使用が法的にも義務化されている場面があります。墜落制止用器具の着用や、緊急時の対応手順が社内で徹底されているかどうかも、業者選びの大きなポイントになります。安全な施工を実現するには、設備と教育の両立が欠かせません。

実際に、平屋で屋根の高さが2.5m未満であれば、脚立や梯子を使って比較的安全に作業ができることもあります。ただし、それでも作業する職人の安全確保は必須であり、十分な経験と技術が必要になります。

また、足場なしで施工可能と判断された場合でも、風の強い日や雨天などの天候条件によっては作業を中止する必要があります。無理をせず、安全第一で判断することが大切です。

足場なしのメリット

  1. コスト削減 足場設置費用は、一般的な戸建て住宅で15万円〜25万円前後かかることが多く、これが不要になることで総額を大幅に抑えることができます。特に予算に限りがある場合は、足場費用がネックとなるケースも多く、「できるだけ安く済ませたい」というお客様にとっては大きなメリットです。
  2. 工期が短くなる場合がある 足場の設置・解体にそれぞれ半日〜1日程度かかるため、それが不要になる分、スピーディに着工・完工できることがあります。例えば、急ぎで塗装を済ませたい場合や、天候の関係で工期を圧縮したい場合には、足場なしの選択肢が有効に働くこともあります。
  3. 仮設資材の搬入スペースが不要 足場資材は非常に大きく重たいものもあり、狭い路地や住宅密集地では搬入・組立が困難な場合もあります。その点、足場を省略できれば、近隣へのご迷惑も最小限に抑えることが可能です。

足場なしのデメリット・リスク

  1. 安全性の確保が難しい 足場がない状態での高所作業は、落下事故のリスクが大きくなります。命綱やハーネスがあっても、足場ほどの安定性はありません。厚生労働省のデータによると、建設業における高所作業での事故の多くは「足場不備」「安全帯未使用」によるものとされています。
  2. 施工品質の低下リスク 職人が安定した姿勢で作業できないと、塗りムラや塗り残し、適切な厚みでの塗装が難しくなることがあります。高所での塗装は想像以上に繊細な作業であり、しっかりとした足場がないと、作業効率も品質も落ちる可能性があります。
  3. 塗料の飛散や周囲への配慮が不十分になる可能性 養生(塗料の飛散防止)もしっかりできないため、車や植栽、隣家への塗料飛びが発生するリスクもあります。特に風の強い日は、塗料が思わぬ方向に飛んでしまい、トラブルの原因になることも。
  4. 近隣への印象が悪くなることも 安全対策を怠っているように見えることで、周囲からの信頼性が下がる可能性もあります。「手抜き工事をしているのでは?」と不安を与えてしまうことにもなりかねません。

当社が足場設置を推奨する理由

当社では、基本的に屋根塗装には必ず足場を設けて施工することを推奨しております。

客様との情報共有にも役立ちます。工事完了後には、施工前後の写真をまとめた「工事完了報告書」もお渡ししております。これにより、実際にどのような作業が行われたかがひと目で分かり、安心してご確認いただけます。

理由は以下の通りです:

  • 安全性の確保(職人の命を守る)
    足場を設置することで、職人は安定した姿勢で作業することができ、転落などの重大な事故を未然に防ぐことができます。高所作業においては、ちょっとしたバランスの崩れが命に関わる事故につながることもあり、足場の有無は安全性を大きく左右します。
  • 高品質な仕上がりの実現
    安定した足場があることで、職人が無理のない体勢で丁寧に作業することができ、塗装ムラや塗り残しを防ぎます。均一な厚みの塗膜を確保し、長期間にわたって美観と耐久性を保つことが可能となります。
  • 養生や清掃を丁寧に行える
    足場があることで、周囲の窓や壁、庭木などに対する養生作業も丁寧に行えます。また、作業後の清掃やチェックもしやすく、塗料の飛散や汚れの付着を最小限に抑えることができます。結果として、お客様の住環境をきれいに保ちながら工事ができます。
  • 法令遵守(労働安全衛生規則など)
    労働安全衛生法では、高所作業における安全対策の実施が義務づけられており、特に2m以上の高さでの作業では足場や墜落防止措置が必要です。足場の設置は、法的に定められた安全対策を確実に実施するための基本であり、事業者の責任としても重要な取り組みです。

また、足場を設置することで、施工中の写真撮影や進捗確認がしやすくなり、お客様との情報共有にも役立ちます。工事完了後には、施工前後の写真をまとめた「工事完了報告書」もお渡ししております。これにより、実際にどのような作業が行われたかがひと目で分かり、安心してご確認いただけます。

「足場費用が高い」と感じる方へ

確かに足場費用は塗装工事の中でも大きな割合を占めます。しかし、これは単なる「作業のための足場」ではなく、安全性・品質を確保するための投資と捉えていただければと思います。

足場があることで、次のようなメリットがあります:

  • 職人が細かい部分まで丁寧に塗装できる
    足場がしっかりと組まれていることで、職人は足元が安定した状態で作業ができます。その結果、サッシ周りや軒天、細かな凹凸のある壁面など、細部にわたる塗装をムラなく丁寧に仕上げることが可能になります。細部の仕上がりは、外観全体の美しさや耐久性に大きく影響します。
  • 屋根だけでなく外壁・雨樋・破風板などの付帯部も一緒にメンテナンス可能
    足場があることで、通常手が届きにくい高所の付帯部も安全に作業することができます。例えば、外壁、雨樋、破風板、鼻隠し、軒天などは、定期的な塗装メンテナンスが必要です。足場があるうちにまとめて施工することで、将来的な工事コストの削減にもつながります。
  • 写真付きの工事報告書で施工内容が見える化される
    足場を設置することで、施工中の作業風景やビフォーアフターの写真を撮影しやすくなります。これにより、工事内容が明確に記録され、完了後にお渡しする「工事完了報告書」として、どのような作業が行われたかをお客様自身で確認いただけます。見えない部分まで「見える化」することで、施工の信頼性と満足度が向上します。

また、足場を組んでおけば、将来的に再塗装や屋根修理、外壁補修を行う際にも大変便利です。複数の工事を同時に進めることができるため、結果的にトータルコストを抑えられる可能性もあります。

安全で高品質な屋根塗装をご希望の方へ

「足場なし」での施工をご希望されるお客様には、まずは現地を拝見したうえで、安全に施工可能かどうかを確認させていただきます。

そのうえで、リスクや品質の観点から足場の設置をご提案する場合が多いことをご理解ください。

当社では、お客様のご要望をしっかりとお伺いしたうえで、コスト面・安全面・仕上がり品質のバランスを考慮し、最適なプランをご提案いたします。

屋根塗装は見た目を美しくするだけでなく、住宅の寿命を延ばす大切なメンテナンスです。失敗しないためにも、十分な準備と信頼できる業者選びが重要です。

まとめ

屋根塗装は、建物を長持ちさせるために非常に重要な工事です。足場を設けることで、安全性と品質が大きく向上し、将来のトラブル回避にもつながります。

「少しでも費用を抑えたい」と思われるお気持ちも十分に理解できますが、安全性や仕上がりを犠牲にしてしまっては本末転倒です。足場を含めた総合的な判断で、後悔のない工事を目指しましょう。

一時的なコスト削減よりも、「長く安心できる住まいづくり」を第一に考えていただければ幸いです。

屋根塗装をご検討中の方は、ぜひお気軽に当社までご相談ください。

FAQ

外壁塗装はなぜ必要なのですか?
外壁塗装は見た目を美しく保つだけでなく、雨風や紫外線から建物を守る重要なメンテナンスです。
放置するとひび割れや雨漏りの原因になります。
塗装のタイミングは築何年くらいが目安ですか?
一般的には築10年ごとが目安ですが、立地や使用塗料によって前後します。
チョーキング(粉吹き)やひび割れがあれば早めの塗り替えをおすすめします。
工事期間はどのくらいかかりますか?
通常は3週間程度です。
天候や建物の大きさにより多少前後しますが、事前にしっかりと工程をご案内いたします。
雨の日でも塗装はできますか?
基本的に雨天時の屋外塗装は行いませんが、雨の影響を受けない場所であれば作業可能な場合もございます。
状況を見ながら柔軟に対応いたしますので、ご安心ください。
工事中は家にいても大丈夫ですか?
はい、在宅でも問題ありません。
ただし、足場の設置や洗浄時に多少の音や振動が発生しますので、あらかじめご説明いたします。
塗料のにおいは気になりますか?
最近の塗料は水性が主流で、においもかなり軽減されています。
気になる方には低臭タイプの塗料をご提案いたします。
どんな色でも選べますか?
はい、基本的に自由に選べます。
カラーシミュレーションや実際のサンプルをご用意し、イメージ通りの仕上がりをご提案します。
コーキングの打ち替えも必要ですか?
はい、外壁塗装と同時に行うのが一般的です。
コーキングが劣化していると、塗装後も雨漏りやひび割れが起きる恐れがあるため、塗装とセットでの施工をおすすめします。
ご近所へのあいさつはしてもらえますか?
はい、当社では工事前にスタッフがご近所様へご挨拶に伺い、工事内容や日程について丁寧にご説明いたします。
また、工事完了後にもご挨拶にお伺いし、近隣の方々への配慮を徹底しておりますので、どうぞ安心してお任せください。
工事中に窓は開けられますか?
足場にメッシュシートを張るため、窓の開閉は制限される場合があります。
換気や生活への影響を最小限にするよう配慮いたしますので、ご安心ください。
見積もりを取ったら必ず契約しないといけませんか?
いいえ、もちろんそんなことはありません。
お見積もり・ご相談は無料ですので、他社との比較や検討材料としてお気軽にご利用ください。

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会社名
合同会社 HIGH
事業所名①
東京本社
〒153-0044 東京都目黒区大橋1丁目3-8 Bnd Bldg 6F
メールアドレス
info@high-inc.jp
サービスエリア
日本全国
設立日
2022年4月8日
事業所名②
茨城営業所
〒305-0031 茨城県つくば市吾妻1丁目10−1
つくばセンタービル1階
代表
二宮 俊
業務内容
リフォーム工事全般

東京本社

茨城営業所

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