Homeお知らせウィザースホームのメンテナンス費用は将来いくらかかる?タイルの落とし穴と点検の真実

ウィザースホームのメンテナンス費用は将来いくらかかる?タイルの落とし穴と点検の真実

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ウィザースホームは高耐久な外壁タイルを標準採用しているため維持費がかからないと思われがちですが、実際には30年間で約260万〜520万円のメンテナンス費用が発生します。タイル自体が無事でも、目地のシーリングやサッシ周りのコーキング、バルコニーのFRP防水層、防蟻処理などは10年から15年周期で確実に劣化するためです。

初期保証の延長を目的にハウスメーカーの定期点検を受けると、10年目や20年目の節目で想定外の高額な有償工事を提示され、予算との板挟みに悩むオーナーが後を絶ちません。提示額が膨らむ主な要因は、部材自体の価格差ではなく、指定下請け業者の多重構造による中間マージンや足場費用の重複にあります。構造躯体と防水の保証条件を正しく見極めないまま言われるがまま工事を契約することは、数百万円単位の資産を無駄に手放すことと同義です。

本記事では、30年間に発生するリアルな補修費用の年表シミュレーションから、現場で多発する雨水侵入のリスク部位、さらにはメーカー見積もりの無駄を削ぎ落として生涯コストを最小化する具体的な防衛策まで、外装実務の視点から包み隠さず解説します。建物の耐久性を損なわずに手元の現金を賢く残すための判断基準を、最後までご覧いただきお役立てください。

目次

ウィザースホームのメンテナンス費用は30年間でいくら?外壁タイルでも維持費ゼロにならない総額の真実

新昭和グループが手がけるウィザースホームは、美しい外壁タイルを標準仕様や主力商品として掲げており、新築検討時には「塗り替えが不要でお金がかからない住まい」という強い印象を持たれる方が多くいらっしゃいます。

しかし、実際の現場で数多くの建物を点検してきた立場から申し上げますと、外壁タイルだからといって維持費がゼロになるわけではありません。

建物は外壁タイル表面だけで雨風を防いでいるのではなく、数多くの部材が組み合わさって気密や防水を維持しています。30年間という長期的なスパンで見ると、確実にある程度のまとまった修繕計画を立てておく必要があります。

30年間の累計メンテナンス費用は約260万〜520万円が現実的な相場

ウィザースホームで建てられた住宅において、30年間で発生するトータルのメンテナンス費用は約260万〜520万円が現実的な相場となってきます。

この金額に幅がある理由は、建物の延床面積や間取りの形状に加え、バルコニーの有無、太陽光発電や給湯器といった住宅設備の交換時期、さらにハウスメーカーの指定工事を受けるか専門業者へ直接依頼するかによって差が生じるためです。

経過年数主な修繕・点検項目想定費用(目安)
10年目バルコニー防水トップコート塗布、防蟻(シロアリ予防)再施工約40万〜70万円
15年目スレート屋根・棟板金点検、開口部コーキング部分補修約25万〜50万円
20年目目地シーリング全面打ち替え、バルコニー防水層再施工、防蟻処理約80万〜150万円
25年目給湯器・エコキュート交換、換気システム等設備機器更新約30万〜60万円
30年目屋根材全面改修(カバー工法等)、雨樋・付帯部塗装、防蟻処理約80万〜180万円

上記のように、外壁自体の塗り替えは発生しにくくても、10年や15年という節目の時期には防水処理やシロアリ対策などの有償工事が段階的に発生します。

一般的なサイディング外壁住宅の維持費と比較したランニングコストの差額

外壁に窯業系サイディングを採用した一般的な木造住宅では、10年から12年周期で外壁全体の高圧洗浄と塗装工事が必要となり、その都度足場仮設費用が発生します。

これに対し、ウィザースホームの外壁タイルは無機物である粘土や鉱物を高温で焼き固めた陶器質素材のため、紫外線による色あせやチョーキング現象が原理的に起こりません。

そのため、外壁塗装にかかる費用を大幅に圧縮できるという強みを持っています。

  • 窯業系サイディング住宅の30年維持費 約450万〜650万円(10〜12年ごとの外壁屋根塗装が2〜3回必須)
  • 外壁タイル住宅(ウィザースホーム)の30年維持費 約260万〜520万円(外壁面の塗装費用が基本的に不要)

30年間の差額として約150万〜200万円前後のコストアドバンテージが生まれます。

この浮いた費用は非常に大きなメリットですが、外装全体の維持費が完全に無くなるわけではないという正しい認識が重要です。

「外壁タイルはノーメンテナンス」という営業トークを現場のプロが正しく解体

営業担当者から「タイルは半永久的にメンテナンスフリーです」と説明を受け、将来の出費はほとんどないと信じてしまっている施主様が少なくありません。

しかし、現場で実際に起きている現象を見ると、ここには大きな落とし穴が存在します。

外壁タイル自体は傷まなくても、タイルとタイルの間を埋める目地や、窓サッシ周りに充填されているシーリング材(コーキング)は10年から12年程度で確実に寿命を迎えるからです。

シーリング材は太陽の紫外線や熱伸縮によって硬化し、やがてひび割れや破断を起こします。

隙間から侵入した雨水は、タイルの下地合板や透湿防水シートを濡らし、2×4や2×6工法の重要な構造躯体へとじわじわとダメージを与えてしまいます。

私たちが築11年目のウィザースホーム施工物件を診断した際も、タイル自体は新築同様の輝きを保っていたものの、サッシ上部のコーキングが完全に破断しており、内部に雨水が浸入しかけていた事例がありました。

タイルという強固な鎧をまとっていても、その隙間を守るゴムパッキンや防水層は消耗品です。

家全体を長持ちさせるためには、タイル以外の弱点部位にしっかりと目を向けて、適切な時期に必要な手入れを施すことが不可欠となります。

築年数別の費用シミュレーションで丸わかり!10年目から30年目までの点検内容と工事相場

外壁タイルを採用している住まいでも、年月の経過とともに各部材の手入れは確実に必要となります。

経過年数主な工事・メンテナンス項目想定費用相場主な目的
10年目バルコニー防水トップコート塗り替え、防蟻処理約40万〜70万円防水層保護、構造躯体のシロアリ予防
15年目棟板金補修、サッシ周囲コーキング部分補修約25万〜50万円金物固定、開口部からの雨水浸入防止
20年目外壁目地シーリング全面打ち替え、FRP防水再施工約80万〜150万円家全体の気密・防水性維持、雨漏り防止
25年目給湯器交換、換気システム等設備リフレッシュ約30万〜60万円住宅設備の故障対応、省エネ性能回復
30年目屋根材全面改修(カバー工法等)、排水管更新約80万〜180万円屋根防水の全面刷新、排水トラブル予防

30年間の全体像を把握しておくことで、突発的な出費に慌てることなく計画的な修繕計画を立てられます。

10年目点検(約40万〜70万円)の主な内容とバルコニー防水トップコートや防蟻処理

新築から10年が経過すると、最初の本格的な有償メンテナンス期を迎えます。

  • バルコニー防水のトップコート再塗装(紫外線による防水層の劣化防止)
  • 床下全域への防蟻薬剤再散布(構造躯体を守るシロアリ予防)
  • 各種金物や屋外配管まわりの緩み・隙間点検

ウィザースホームのメンテナンス費用を考える際、初期の10年点検で提示される工事の多くは防水保護と防蟻処理です。FRP防水のトップコートは紫外線で徐々に摩耗するため、この段階で塗り直してガラス繊維層を守る必要があります。

15年目点検(約25万〜50万円)で迫る屋根棟板金補修とサッシ周りのコーキング部分補修

15年目には、台風や強風の影響を受けやすい屋根金物やサッシまわりの劣化が顕著化します。

  • スレート屋根の棟板金を固定する釘の浮き補修やシーリング打ち直し
  • 窓サッシ上部・側面のコーキング痩せに対する部分補修
  • 雨樋の継ぎ目チェックと落ち葉・土砂の清掃

外壁タイル自体には問題がなくても、サッシとタイルの取り合い部分にあるコーキング材は紫外線や熱伸縮によって亀裂が入ることがあります。隙間からの雨水浸入を防ぐための部分的な手当てが欠かせません。

20年目点検(約80万〜150万円)で発生する外壁目地シーリング全面打ち替えと防水やり替え

築20年目は、構造を守るための重要部材が一斉に耐用年数を迎える大きな山場です。

  • 仮設足場を架けて行う外壁目地および開口部コーキングの全面打ち替え
  • バルコニーFRP防水層のやり替え(再積層または新規防水層形成)
  • 破風板や軒天など付帯部分の再塗装

現場の診断経験から見ても、20年が経過したシーリング材は弾力性を完全に失い、下地との間に隙間が生じているケースが目立ちます。足場を組むタイミングに合わせて、高耐久なシーリング材への全面打ち替えとバルコニー防水の根本的な再施工を実施するのが安全です。

25年目点検(約30万〜60万円)の給湯器交換と設備機器リフレッシュ

築25年前後は、屋外の構造躯体だけでなく屋内の重要設備が寿命を迎える時期にあたります。

  • エコキュートやガス給湯器の本体交換工事
  • 24時間換気システム(第1種換気等)のモーター交換やダクト清掃
  • 水回り設備のパッキン交換や水栓器具の更新

屋外の外装だけでなく、暮らしの快適性を支える住宅設備も10年から15年程度が設計上の標準使用期間です。20年を超えて使い続けた機器は突然故障するリスクが高まるため、計画的な予算配分が求められます。

30年目点検(約80万〜180万円)で迎える屋根全面改修と排水管更新の総額

30年目を迎えると、住まい全体を次の世代へ引き継ぐための大規模リノベーション工事が必要になります。

  • スレート屋根のカバー工法(金属屋根材の重ね葺き)または全面葺き替え
  • 屋外マスおよび床下排水管の高圧洗浄・ジョイント部更新
  • 軒裏や雨樋の全面交換・再塗装

タイル外壁が美しい状態を保っていても、屋根の下地ルーフィング(防水シート)は30年程度で限界を迎えます。屋根の全面改修と床下の給排水管更新を同時に行うことで、建物全体の寿命をさらに延ばすことができます。

外壁タイルは無事でも家は傷む!10年〜15年で絶対に劣化する5大チェック部位

ウィザースホームの住まいは高耐久な外壁タイルが自慢ですが、実は外壁が綺麗でも建物全体が無傷とは限りません。硬い陶器素材のタイル自体は紫外線や風雨に強くても、タイルを取り巻く部材や防水シート、構造を守る防蟻処理などは年数とともに確実に劣化していきます。

タイルの頑丈さに気を取られ、ほかの箇所の初期症状を見落とすと、後から思わぬ大規模修繕に発展することがあります。ここでは築10年から15年の節目に必ず確認すべき5つの重要チェック部位をプロの視点で解説します。

チェック部位劣化のサイン放置した際のリスク修繕・対策の目安時期
目地・サッシ周りひび割れ、剥離、硬化壁体内への雨水浸入、合板腐食10年〜12年(打ち替え)
バルコニー防水層表面の変色、ひび割れ、浮き下地木材の腐食、階下への雨漏り5年〜10年(トップコート等)
スレート屋根・金物棟板金の浮き、塗膜の色あせ金物の飛散、野地板の雨漏り10年〜15年(塗装・補修)
床下防蟻処理薬剤の効果切れ(5年経過)構造躯体のシロアリ食害5年周期(再防蟻施工)
住宅設備・換気異音、エラー表示、風量低下機器の完全停止、室内結露10年〜15年(交換・更新)

タイル同士をつなぐ目地やサッシ周辺コーキングの亀裂と雨水侵入リスク

外壁タイルが無傷でも、窓サッシ周りやタイルの取り合い部分に充填されたコーキング(シーリング材)は、太陽の紫外線や温度変化によって徐々に柔軟性を失います。新築から10年を過ぎると弾力がなくなって硬化し、微細な亀裂や剥離が起きやすくなります。

実際にあった事例として、築11年目の物件で外壁タイルはピカピカだったものの、サッシ上部のコーキング破断から壁の内部へ雨水が入り込み、透湿防水シートの隙間から断熱材を湿らせていたケースがありました。外側のタイルが無事に見えても、隙間を埋めるゴム状のパッキンが寿命を迎えると、雨水侵入の重大な引き金になります。

紫外線で劣化するバルコニーのFRP防水層と放置による下地合板の腐食トラブル

バルコニーに採用されるFRP防水は、ガラス繊維強化プラスチックの頑丈な層の上に保護塗料(トップコート)を塗布して紫外線を遮断しています。このトップコートは5年から7年ほどで粉を吹くチョーキングやひび割れを起こし、防水層本体を守れなくなってしまいます。

10年目の点検でトップコート塗布を見送った結果、築14年目にはFRP層が破断して雨水が下地に染み込み、床を支える構造用合板が腐ってシロアリを呼び寄せてしまった修繕失敗例も存在します。床を踏んだときにフカフカする感触があれば、すでに下地まで傷んでいる危険信号です。

スレート屋根材や棟板金および雨樋など付帯金物の塗装・補修サイクル

屋根にスレート材(コロニアル)を採用している場合や、屋根の頂上にある棟板金、雨水を集める雨樋などの付帯部は、外壁タイルよりもはるかに過酷な自然環境にさらされています。

  • 棟板金を固定する釘の浮きや抜け(強風による飛散リスク)
  • スレート屋根表面の塗膜劣化(苔やカビの繁殖、吸水によるひび割れ)
  • 雨樋の歪みや継ぎ目の接着切れ(外壁への雨水集中だれ)
  • 破風板や軒天の塗装劣化(湿気による木部の腐食)

これらは10年から15年周期で塗装やビスの打ち直しといったメンテナンスを施さなければ、屋根の下地である野地板を傷め、将来的に屋根全体の葺き替えが必要になります。

2×4や2×6工法の構造躯体を守るシロアリ予防(防蟻処理)の5年周期ルール

ウィザースホームのツーバイシックス(2×6)工法は、強固な面で建物を支える優れた耐震性を誇りますが、木造住宅である以上、シロアリ対策は欠かせません。新築時に散布される防蟻薬剤の有効成分は、環境負荷を抑える規定により約5年で揮発して効果を失います。

床下空間は湿気がこもりやすく、一度シロアリが侵入すると構造用合板や土台を食害し、住まいの強度が根底から損なわれます。新築時の保証が切れる5年後、そして10年後と、定期的に床下の薬剤再散布を行うことが頑丈な躯体を長持ちさせる鉄則です。

給湯器やエコキュートおよび第1種換気システムなど住宅設備の耐用年数

住まいのメンテナンスは外装だけでなく、快適な暮らしを支える機械設備にも目を向ける必要があります。毎日稼働する給湯器やエコキュート、そして室内の空気を清浄に保つ第1種全般換気システムは、約10年から15年が物理的な耐用年数の限界です。

基盤の経年劣化やモーターの摩耗により、エラーが頻発したり異音が発生したりします。故障してから慌てて手配すると、部品の供給終了により納品までお湯が使えないといった不便を強いられるため、10年を過ぎた段階で計画的な交換費用を準備しておくのが賢明です。

ウィザースホームの保証延長プログラムの仕組みと見落としがちな注意点

高品質な外壁タイルや強固な2×6工法を誇る住まいであっても、建物を守り続けるためには定期的な点検と適切な手入れが欠かせません。新昭和グループが展開するウィザースホームでは、長期にわたる安心を支える手厚い保証システムが用意されています。

しかし、実際の点検現場に立ち会っていると、保証延長のルールや条件を正しく把握できておらず、提示された補修工事の見積書を見て思わず頭を抱えてしまうオーナー様が少なくありません。住まいを長持ちさせつつ家計の負担を抑えるために、まずは保証の仕組みと見落としがちな盲点を整理しておきましょう。

初期保証(構造躯体20年・防水10年)を最長保証へ延ばすための条件

新築時に設定されている初期保証は、基礎や柱といった構造耐力上主要な部分が20年間、雨水の浸入を防止する防水部分が10年間となっています。この保証を最大30年や最長50年へと引き延ばすためには、メーカーが定める明確なステップを踏まなければなりません。

保証の種類初期保証期間延長に必要な条件主な指定工事内容
構造躯体保証20年(最長50年)20年目の有償点検と指摘箇所の補修防蟻処理、構造金物の増し締めなど
防水保証10年(最長30年)10年ごとの有償点検と指定防水工事バルコニー防水再施工、シーリング補修
防蟻保証5年(最長30年)5年ごとの有償防蟻再施工床下薬剤散布、基礎まわりの防蟻処理

保証を継続するための最大のハードルは、節目の定期点検時にメーカー側から提案される有償メンテナンス工事を、指定された期間内にすべて施工会社へ発注して完了させることです。特に10年目に行われる防水点検では、バルコニーのトップコート塗り替えやシーリング補修が必須条件として提示されます。この指定工事を一箇所でも見送ってしまうと、その時点で防水保証が途切れてしまう仕組みになっています。

ハウスメーカー指定の有償メンテナンス工事を受けるメリットと金銭的デメリット

ハウスメーカーによる保証延長には確かな安心感がある一方で、金銭面における大きな負担が伴います。双方向の側面を冷静に天秤にかけることが大切です。

  • メリット
    • 万が一の雨漏りや構造トラブル時に、窓口一つで迅速に対応してもらえる
    • 施工履歴がメーカーの公式データベースに一元管理され、将来の売却時に建物の履歴書として役立つ
    • 構造躯体に致命的な欠陥が生じた際、無償修理を受けられる安心感が続く
  • デメリット
    • ハウスメーカーの中間マージンが上乗せされるため、地域専門店と比較して工事金額が30%から40%ほど割高になる
    • まだ補修が必要ない軽微な劣化であっても、保証延長の規定に従って高額な工事を強いられる
    • 工事を行うのはメーカー社員ではなく下請けの協力業者であるため、施工店を施主自身が選べない

業界の裏側を知る立場からお伝えすると、メーカーが提示する修繕費用には手厚いブランド管理費や営業利益が含まれています。保証という名の保険料を払い続けるのか、それとも適正価格での維持管理を選ぶのかという視点が欠かせません。

点検時の有償工事を見送ると保証はどうなる?構造保証と防水保証の法的境界線

10年目の点検で提示された有償工事を断った場合、すべての保証が一気に消滅するわけではありません。法律で定められた瑕疵担保責任(構造と防水の10年義務)を過ぎた後の契約関係について、法的な境界線を正しく理解しておく必要があります。

有償の防水工事を見送った場合、失効するのはあくまで雨水の浸入に関する防水保証です。構造耐力上主要な部分の20年初期保証は、構造自体に起因する欠陥であれば原則として20年目まで法的に有効な状態が続きます。

しかし実際の現場では、サッシ周りの隙間やバルコニーから雨水が浸入して壁の内部合板が腐食した場合、「防水メンテナンスを怠ったことが原因による躯体劣化」と判断され、構造保証の対象外とされてしまうケースが存在します。水密性の維持を放棄することは、間接的に構造躯体を危険にさらす引き金になるからです。

保証の延長だけに縛られて割高な工事を丸呑みする必要はありませんが、建物の防水機能を放置することは禁物です。メーカーの保証を継続しない道を選ぶのであれば、高い技術力を持つ完全直営の施工店に直接依頼し、サッシ周りや目地を高耐候シーリングで隙間なく打ち替えるなど、物理的に建物を守る本質的な手入れを行っていく判断が求められます。

ハウスメーカーの点検見積もりが高額になるカラクリと無駄を削る見極め術

定期点検の際に提示された見積書を見て、桁の多さに思わず息をのんだ経験はありませんか。外壁タイルだから維持費はほとんどかからないと聞いていたはずなのに、なぜ10年や20年の節目で100万円を超えるような金額が並ぶのか、その背景には建築業界特有の仕組みが存在します。

適正な価格で住まいの美観と寿命を守るためには、請求金額の内訳を正しく見極める知識が欠かせません。

工事金額の30〜40%を占める中間マージンと指定下請け業者の多重構造

ハウスメーカーが提示する修繕費用が高額になる最大の理由は、工事が複数の会社を経由して発注される多重下請け構造にあります。点検を行う窓口から実際の作業員の手元に届くまでに、管理費や営業利益という名目の手数料が何重にも上乗せされているのが実態です。

発注先と役割実際の作業内容費用に対する利益の上乗せ
ハウスメーカー(元請け)点検の受付、見積書の発行、顧客管理工事全体の約30〜40%
1次下請け(指定工事会社)職人の手配、資材の発注、現場監督工事全体の約10〜15%
2次下請け(地域の職人)足場の仮設、シーリング打ち替え、防水施工実費(直接の施工人件費と材料費)

お客様が支払う代金のうち、実に3割から4割近くが実際の工事には直接関係のない中間マージンとして消費されます。実際に汗を流して作業する職人へ渡る金額は同じであっても、窓口を通すだけで総額が大きく膨らんでしまう仕組みです。

見積書の「外装補修工事一式」に潜む割高な単価設定をチェックする方法

提示された見積書を確認する際、大雑把な一式表記でまとめられている項目には注意を払わなければなりません。詳細な数量や単価が曖昧なまま契約を結んでしまうと、本来は不要な補修まで含まれて割高な請求を受ける原因となります。

適正な金額であるかを確かめるために、以下の3つのポイントを必ず照合してください。

  • 施工面積の単位が坪ではなく平方メートル(㎡)やメートル(m)で正確に実測計算されているか
  • 使用するコーキング材や塗料の商品名、および期待耐用年数が明記されているか
  • シーリング工事が既存を撤去する打ち替えなのか、上から重ねる増し打ち(打ち増し)なのか

業界人の目線で見ても、材料費自体は同等でありながら、平米あたりの単価が一般的な相場の1.5倍から2倍近くに設定されているケースは珍しくありません。詳細な明細を求め、どの部位にどれだけの材料が使われるのかを透明化させることが費用圧縮の第一歩です。

1回あたり15万〜25万円かかる足場仮設費用を賢く1回にまとめる改修計画

住宅のメンテナンスにおいて、見落とされがちでありながら大きな負担となるのが仮設足場の費用です。一般的な2階建て住宅の場合、建物の周囲に足場を組むだけで1回あたり15万〜25万円の出費が確実に発生します。

この足場代を無駄にしないためには、高所作業を伴うメンテナンスをバラバラに行わず、1度の機会にまとめて終わらせる改修計画が不可欠です。

例えば、築10年目の点検でサッシ周りのシーリングを部分補修し、築15年目で屋根の棟板金を直し、築20年目で外壁全体の打ち替えを行うといった分散発注をすると、その都度足場を組み立て直すことになり、足場代だけで数十万円が消えてしまいます。

10年〜15年の段階で耐久性に優れた超高耐候のシーリング材を採用し、バルコニーの防水トップコートや付帯金物の点検・塗装を同じ足場があるうちに一気に施工する。この1回まとめ工事を意識するだけで、30年間に支払う生涯維持費を80万〜120万円近く削減することが可能になります。

保証と費用のバランスを最大化!地域密着の自社施工専門店を選ぶ判断基準

外壁タイルを採用した住まいであっても、築年数の経過に伴い目地の劣化やバルコニー防水の更新といったメンテナンスは避けられません。ハウスメーカーの延長保証を維持するために高額な指定工事をそのまま受け入れるか、地域密着の専門店に依頼して維持費を抑えるかは、多くのオーナー様が頭を悩ませる大きな分岐点です。

安心できる住まい環境を維持しながら生涯コストを大幅に抑えるためには、業者の施工体制や保証内容を冷静に見極める明確な基準を持つことが欠かせません。

ハウスメーカーの保証が切れても安心な自社工事保証と定期アフター点検体制

ハウスメーカーの有償点検や指定工事を見送るとメーカー独自の長期保証は終了しますが、優良な外装施工店を選べば独自の自社工事保証や手厚い定期アフター点検を受けられます。

実際、法律で定められた住宅の基本構造部分に関する10年間の瑕疵担保責任を過ぎた後は、適切な診断と確実な補修を行える技術力があれば、メーカー保証だけに固執する必要性は低くなります。

比較項目ハウスメーカーの延長保証地域密着の自社施工店
10年・20年目の工事費用割高(指定工事のセット契約が必須)適正価格(必要な部位だけを選択可能)
保証の対象範囲指定箇所の施工不良と構造躯体施工部位に対する最長10〜15年の独自工事保証
定期点検の柔軟性規定周期ごとの有償点検が前提定期的な無料巡回点検や迅速な駆け付け対応
部材選定の自由度メーカー純正品・指定部材に限定オートンイクシード等の超高耐久部材を自由に選定可能

メーカーの保証書という安心感に対してどれだけの費用を支払うのかを計算し、専門店独自の保証制度や点検体制と比較検討することが大切です。

一級塗装技能士が在籍する完全直営施工店なら中間マージンゼロで同等以上の高品質

ハウスメーカーに工事を依頼した場合、提示された見積額の30〜40%程度は営業利益や管理費といった中間マージンとして差し引かれ、実際の作業は下請け業者が担当する多重構造が一般的です。

自社職人を抱える完全直営施工店に直接相談すれば、中間マージンを完全にカットしながら、国家資格である一級塗装技能士など確かな腕を持つ職人による高品質な施工を適正価格で受けられます。

  • ハウスメーカーと同じ工事予算でもワンランク上の超高耐久シーリング材や最高グレードの防水塗材を採用できる
  • 営業担当者と現場作業員の間で起きがちな伝達ミスや施工手順の手抜きリスクを根本から排除できる
  • 足場の仮設費用を有効活用し、屋根・外壁・バルコニー・付帯部を最適なタイミングでまとめて施工できる

浮いた数十万〜百数十万円の費用を手元に残す、あるいは建材のグレードアップに回すことで、住まいの耐久性をより強固に引き上げられます。

茨城県つくば市周辺で外装メンテナンスや雨漏り修繕の相談なら株式会社HIGH

茨城県つくば市を中心に周辺地域でウィザースホームなどの住宅メンテナンスや雨漏り修繕をご検討されているなら、完全自社施工店の株式会社HIGHへご相談ください。

外壁タイルの特性や下地構造、開口部まわりのシーリング劣化パターンを熟知した専門スタッフが、建物の状態を細かく調査・診断いたします。

ハウスメーカーから提示された点検見積書の内容が本当に今必要な工事なのか、過剰な項目が含まれていないかを確認するセカンドオピニオンのご相談も歓迎しています。お客様の大切な資産である住まいを長く美しく保つため、無駄なコストを省いた最適なメンテナンス計画をご提案いたします。

著者紹介

著者 – HIGH

つくば市周辺で外装リフォームや雨漏り修繕を承るなかで、「外壁タイルだからメンテナンスは不要だと思っていた」「メーカーの定期点検で予想外に高額な有償補修を提案されて困惑している」というご相談をいただきます。

実際、現場で建物を詳しく調査すると、タイル本体には傷みがなくても、目地のシーリングやサッシ周りのコーキングが破断し、バルコニーの防水層の劣化から雨水が内部へ侵入しかけているケースに直面します。外壁材が無事であっても、接合部や付帯部の手入れを怠れば住まいの寿命を縮めてしまうのが現実です。

一級塗装技能士をはじめとする有資格者の視点から、見えない部分の劣化を放置したことで大規模な修繕に発展してしまった現場を何度も見てきたからこそ、維持費の全体像や適切な施工時期を正しく知っていただきたいと考えました。高額な見積もりに不安を抱えるお施主様が、過剰な費用を抑えつつ大切なお住まいを適切に守るための現実的な判断基準として、この記事を執筆いたしました。

FAQ

外壁塗装はなぜ必要なのですか?
外壁塗装は見た目を美しく保つだけでなく、雨風や紫外線から建物を守る重要なメンテナンスです。
放置するとひび割れや雨漏りの原因になります。
塗装のタイミングは築何年くらいが目安ですか?
一般的には築10年ごとが目安ですが、立地や使用塗料によって前後します。
チョーキング(粉吹き)やひび割れがあれば早めの塗り替えをおすすめします。
工事期間はどのくらいかかりますか?
通常は3週間程度です。
天候や建物の大きさにより多少前後しますが、事前にしっかりと工程をご案内いたします。
雨の日でも塗装はできますか?
基本的に雨天時の屋外塗装は行いませんが、雨の影響を受けない場所であれば作業可能な場合もございます。
状況を見ながら柔軟に対応いたしますので、ご安心ください。
工事中は家にいても大丈夫ですか?
はい、在宅でも問題ありません。
ただし、足場の設置や洗浄時に多少の音や振動が発生しますので、あらかじめご説明いたします。
塗料のにおいは気になりますか?
最近の塗料は水性が主流で、においもかなり軽減されています。
気になる方には低臭タイプの塗料をご提案いたします。
どんな色でも選べますか?
はい、基本的に自由に選べます。
カラーシミュレーションや実際のサンプルをご用意し、イメージ通りの仕上がりをご提案します。
コーキングの打ち替えも必要ですか?
はい、外壁塗装と同時に行うのが一般的です。
コーキングが劣化していると、塗装後も雨漏りやひび割れが起きる恐れがあるため、塗装とセットでの施工をおすすめします。
ご近所へのあいさつはしてもらえますか?
はい、当社では工事前にスタッフがご近所様へご挨拶に伺い、工事内容や日程について丁寧にご説明いたします。
また、工事完了後にもご挨拶にお伺いし、近隣の方々への配慮を徹底しておりますので、どうぞ安心してお任せください。
工事中に窓は開けられますか?
足場にメッシュシートを張るため、窓の開閉は制限される場合があります。
換気や生活への影響を最小限にするよう配慮いたしますので、ご安心ください。
見積もりを取ったら必ず契約しないといけませんか?
いいえ、もちろんそんなことはありません。
お見積もり・ご相談は無料ですので、他社との比較や検討材料としてお気軽にご利用ください。

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会社名
株式会社 HIGH
設立日
2022年4月8日
事業所名
〒153-0044
東京都目黒区大橋1丁目3-8 Bnd Bldg 6F
〒305-0031
茨城県つくば市吾妻1丁目10−1 つくばセンタービル1階
メールアドレス
info@high-inc.jp
代表
二宮 俊
サービスエリア
東北エリア / 中部エリア / 関東エリア / 近畿エリア / 中国・四国エリア / 九州エリア
業務内容
塗装工事全般 / 住宅・店舗リフォーム / 住宅・店舗リノベーション / 屋根板金・瓦工事 / 足場架設工事 / 水道設備工事 / 電気設備工事 / 外構・エクステリア工事 / 解体工事全般 / 設計・デザイン
建設業許可
建設業許可
技能・資格
  • 一級建築施工管理技士(第00001474877号)
  • 二級建築士(第57543号)
  • 外壁劣化診断士(第23811076号)
  • 足場の組立て等作業主任者
  • 高所作業車運転技能
  • 玉掛け技能
  • 小型移動式クレーン運転技能
  • 監理技術者資格

※ 法令遵守および安全管理を徹底しております。

法人番号
4011003014536

東京本社

茨城営業所

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