Homeお知らせ住友林業の住宅の外壁は50年経つとどうなる?保証延長とメンテナンス費用の真実を大公開

住友林業の住宅の外壁は50年経つとどうなる?保証延長とメンテナンス費用の真実を大公開

外壁塗装

住友林業の住宅が築50年を迎える際、メーカーから提案される有料の耐久診断や高額な修繕工事を前に、保証延長の継続か他社での施工かで頭を抱える施主様は少なくありません。結論からいうと、保証の条件と工事内容を切り分け、外壁の意匠性・透湿性、屋根や防水の劣化状況まで確認したうえで比較すれば、必要以上の費用を抑えながら長期的な維持を目指すことは可能です。60年保証を維持するには足場を組んだ詳細な点検と指定工事の実施が必須条件となりますが、提示された見積もり金額の妥当性を判断できぬまま契約を結ぶと、中間マージンによって数百万円単位の資産を無駄にするリスクがあります。実際に株式会社HIGHがつくば市内で確認した築17年・延床38坪の住友林業住宅では、外壁・シーリング・ベランダ防水を含む見積もりが約290万円だった一方、無機塗料や高耐候シーリング、屋根塗装を含む施工提案は約165万円で、約125万円の差がありました。

磁器質タイルやシーサンドコートといった高耐久な外壁材であっても、築50年の節目には目地コーキングの破断や下地モルタルの浮き、防水層の寿命といった構造的な劣化が確実に進行しています。つくば市内の緑が多い住宅街で点検した住友林業物件では、築12〜14年の北面・東面に藻・カビが見られたケースが多く、築15年前後にはパネル接合部付近で幅0.2〜0.4mm程度のひび割れを確認した事例もあります。メンテナンスフリーという言葉を過信して表面的な洗浄だけで済ませたり、木造躯体の透湿性を無視した不適切な塗料を選定したりすれば、将来的な雨漏りや木部腐食を招く原因になりかねません。ハウスメーカー純正の安心感と手元に残る工事費用のバランスをどう取るべきか、その答えは現場技術者が熟知する下地補修の精度と適正相場の見極めにあります。本記事では、保証制度の裏側にある生涯コストの比較から、失敗しない塗料選びと優良な塗装専門業者の選定基準までを包み隠さず解説します。大切な住まいの資産価値を次世代へ正しく継承するための現実的な判断材料としてお役立てください。

目次

住友林業の住宅の外壁が築50年で直面する現実と60年保証の落とし穴

住友林業の木造住宅にお住まいで築50年という大きな節目を迎えるにあたり、これからの維持管理をどうすべきか頭を悩ませていませんか。

一般的には「住友林業の住宅は60年保証があるため、メーカーに任せておけば安心」と言われます。私も、保証を継続すること自体には大きな価値があると考えています。

ただ、つくば市周辺で住友林業の住宅を点検・施工してきた株式会社HIGHの立場から見ると、保証を維持することと、建物を50年先まで健全に保つことは、必ずしも同じ意味ではありません。

頑丈な構造を誇る住友林業の建物であっても、半世紀という歳月は外壁や防水層、シーリング、屋根、軒天、板金部に少しずつ負担を蓄積させます。

ハウスメーカーが提示する最長60年保証というアフターサポートは心強い選択肢です。一方で、保証を継続するための条件、必要な工事内容、費用の考え方を把握しないまま進めると、「思っていたより費用がかかった」と感じることがあります。

まずは、築50年の木造住宅が直面しやすい現実と、延長保証・外壁メンテナンスの考え方を整理していきましょう。

築50年は木造住宅の大きな分岐点!構造と外壁に現れる経年劣化のサイン

築50年を迎えた住まいは、人間で言えば本格的な健康診断や人間ドックが欠かせなくなる年代です。

きづれパネルやモルタル下地といった住友林業ならではの躯体も、外壁表面の防水性が低下すれば、雨水や湿気の影響を受ける可能性があります。外壁の傷みが直ちに構造の劣化を意味するわけではありませんが、早い段階で状態を確認することが重要です。

とくに築50年近い外壁では、次のようなサインを確認します。

  • モルタル下地やサイディング目地の深部に達するひび割れ
  • 意匠性塗膜のチョーキング(手に白い粉がつく現象)と撥水性の低下
  • 過去の補修部分からの雨水浸入による外壁材内部の浮きや反り
  • 軒天、破風板、雨樋支持金物などの付帯部における腐食・剥がれ
  • サッシ周りや換気フード周辺のシーリング破断

株式会社HIGHでつくば市内の住友林業住宅20棟を点検した際、研究学園・みどりの・春日など、緑が多い住宅街では、築12〜14年の段階で北面・東面に藻やカビが見られた住まいが17棟ありました。割合にすると約85%です。

また、築15年前後のモルタル下地では、きづれパネル接合部付近に0.2mm〜0.4mm程度のひび割れが見つかるケースがありました。すべてが緊急の構造クラックとは限りませんが、ヘアクラックより深いひび割れは、幅・深さ・発生位置を確認したうえで補修方法を決める必要があります。

これらは見た目だけの問題ではありません。放置期間や立地条件によっては、雨漏り、外壁材の浮き、下地の傷みにつながるため、足場を架ける時期には外壁以外もまとめて確認することが大切です。

40年目や50年目に必須となる足場を伴う有料耐久診断の正体

住友林業の60年保証システムでは、契約時期や建物仕様などの条件により、保証延長のために有料メンテナンス工事が必要となります。

また、タイル外壁などの建物では、40年目・50年目に足場を設置して有料の耐久診断を行う案内があります。高所の外壁、目地、防水部、タイル下地などは地上から確認しきれないため、足場を使った調査には意味があります。

点検の種別主な調査内容費用発生の有無診断後の主な流れ
定期点検外壁・屋根・基礎・設備などの状態確認契約内容・保証状況により異なる必要に応じて補修やメンテナンスの提案
40年・50年の耐久診断足場を用いた高所部、外壁、目地、防水層、タイル下地などの確認建物仕様・契約内容により有料保証延長に必要な工事内容の提示

診断後に必要と判断された工事を、どこまで・どの仕様で行うかは、保証制度や建物の契約内容によって異なります。

そのため、見積書を受け取った際は、単に総額を見るのではなく、「どの部位に」「どの劣化があり」「どの工法が必要なのか」を写真付きで確認することをおすすめします。

延長保証の継続条件と提示されるメンテナンス費用の実態

耐久診断後に提示される見積書を見て、費用の大きさに驚かれるオーナー様は少なくありません。

外壁塗装、シーリング打ち替え、ベランダ防水、屋根改修、防蟻処理などが重なると、築年数や建物の大きさによっては数百万円規模になることがあります。

株式会社HIGHにご相談いただいた、つくば市内・築17年・延床約38坪の住友林業住宅では、シーサンドコート外壁とスレート屋根のメンテナンスについて、ハウスメーカーから約290万円の見積もりが提示されていました。

内容は外壁のシリコン系塗装、シーリング、ベランダ防水などです。

同じ住まいに対して、株式会社HIGHでは、超耐候無機塗料、オートンイクシードによる高耐候シーリング、屋根無機塗装を含めて約165万円を提示しました。差額は約125万円でした。

もちろん、工事費は塗装面積、足場条件、下地の傷み、屋根材、ベランダ防水の仕様で変動します。すべての住宅で同じ差額になるわけではありません。

ただし、保証を維持するための工事と、建物に必要な改修工事は分けて考える必要があります。築50年の時点では、残り10年程度の保証に対して、数百万円規模の投資がご自身の住まい方・資金計画に合っているかを比較することが大切です。

外壁材ごとの50年目劣化メカニズム!タイルもシーサンドコートも放置は厳禁

住友林業の住宅が築50年を迎える際、外壁のメンテナンスを「まだ綺麗に見えるから」と先延ばしにするのは注意が必要です。

木造住宅の外壁は、意匠性だけでなく、雨水の浸入を防ぎ、壁内を健全に保つ役割を担っています。

新築時に選んだ外壁材の種類によって、50年目に現れる症状や内部で起こりやすい問題は異なります。

外壁材の種類50年目に確認したい劣化症状放置した場合のリスク推奨されるメンテナンス
磁器質タイル目地材のひび割れ、下地モルタルの浮きタイルの落下、雨水侵入打診調査、浮き部への樹脂注入、目地補修
シーサンドコートなどの吹付外壁骨材脱落、チョーキング、ひび割れ、吸水下地の傷み、塗膜剥離、雨漏り下地補修、高耐候・高透湿性塗料による再塗装
サイディング・モルタルシーリング破断、構造クラック、反り躯体内部への漏水、断熱材や下地の劣化シーリング打ち替え、下地調整、再塗装

磁器質タイル外壁の盲点!素材は長持ちでも目地材や下地モルタルの浮きが進行

「タイル外壁はメンテナンスフリー」と考えられがちですが、正確にはタイルそのものが非常に耐久性の高い素材であるという意味です。

注意すべきなのは、タイル表面ではなく、タイルを支える目地・接着層・下地モルタルです。

築年数が進むと、気温変化による伸縮、地震の揺れ、雨水の浸入などにより、タイルと下地の間で浮きが生じることがあります。目視で問題がなさそうでも、打診棒で確認すると空洞音がする場合があります。

とくに50年目は、表面洗浄だけで終わらせず、足場を架けたうえで打診調査を行い、必要な箇所には樹脂注入や目地補修を行うことが重要です。

シーサンドコートなどの吹付外壁!20年ごとの再塗装履歴がないと起きる重大トラブル

住友林業を象徴するシーサンドコートは、貝殻や砂などを含んだ独特の質感が魅力の意匠性吹付外壁です。

一方で、表面に細かな凹凸があるため、汚れや水分を抱え込みやすい面があります。北面や東面では藻・カビが発生しやすく、立地によって劣化の進み方が変わります。

定期的な再塗装をせずに年数が経過すると、表面の保護機能が低下し、チョーキングや骨材の脱落が進むことがあります。外壁が水を吸いやすい状態になると、下地への負担も増えます。

また、過去に塗り替えをしていても、塗料の種類や下地処理が適切でなければ、塗膜の膨れや剥離につながる可能性があります。

シーサンドコートの再塗装では、単に耐久年数だけでなく、既存の意匠性、下地の状態、透湿性を考慮して塗料を選ぶことが大切です。

サイディングやモルタル外壁におけるコーキング破断と防水層の寿命

築50年近い住宅に見られる窯業系サイディングやモルタル外壁も、目地やひび割れを見逃してはいけません。

サイディング外壁で確認したいのは、板と板の継ぎ目にあるシーリングです。紫外線や温度変化で硬くなったシーリングは、ひび割れ、肉やせ、破断を起こすことがあります。

隙間から雨水が入り込むと、サイディングの断面が吸水し、反りや欠けにつながる場合があります。状態が進行すると、塗装だけでは対応できず、部分交換が必要になることもあります。

モルタル外壁の場合は、ひび割れの幅・深さ・位置を確認します。とくに0.3mm前後を超えるひび割れや、同じ場所に繰り返し生じているひび割れは、シーリング充填や下地調整だけでなく、原因の確認が必要です。

メーカー純正工事はなぜ高い?中間マージンの構造と見積もり金額の考え方

築年数を重ねた住友林業の住宅では、50年目の節目に提示されるメーカー見積もりが数百万円規模になることがあります。

価格差が生まれる理由は、塗料や材料のグレードだけではありません。保証運営、点検体制、施工管理、営業対応、協力会社の管理などを含む仕組みの違いも関係します。

ハウスメーカーから協力会社へ発注される仕組みと上乗せ費用の内訳

ハウスメーカーのリフォームでは、窓口となるメーカーやリフォーム部門が工事を管理し、実際の施工は協力会社が担当するケースがあります。

この仕組みには、施工品質の管理や窓口の一本化というメリットがあります。一方で、直接施工の専門店と比べると、管理費や営業費などが工事費に含まれるため、見積額に差が出ることがあります。

一般的に見積書には、次のような費用が含まれます。

  • 保証制度や点検体制を維持するための管理費
  • 営業担当者・現場監督による調整費
  • 足場、塗装、防水、シーリングなど各専門業者の施工費
  • 材料費、運搬費、廃材処分費

金額だけで「高い・安い」と判断するのではなく、下地補修・材料・施工範囲・保証内容が同条件かを比較することが必要です。

ネット上のブログや口コミで「住友林業のメンテナンス費用は高い」と言われる理由

住友林業のメンテナンス費用が高いと言われる背景には、外壁だけではなく、屋根、防水、シーリング、防蟻などをまとめて提案されることがあります。

築40年・50年のメンテナンスでは、複数の部位が同時に更新時期を迎えます。そのため、総額が大きくなりやすいのです。

ただし、一式工事のすべてが不要とは限りません。反対に、部分補修だけでは不十分な状態もあります。

重要なのは、提案内容を次の3つに分けて確認することです。

  1. 今すぐ雨漏りや剥離を防ぐために必要な工事
  2. 5〜10年以内に検討すべき工事
  3. 美観や将来計画に合わせて選べる工事

この整理ができると、予算に合わせて優先順位をつけやすくなります。

60年保証の維持にかかる生涯コストと他社施工によるコスト削減の比較表

株式会社HIGHでは、築15年・30年・45年で外装メンテナンスを行い、途中で屋根改修も実施する想定で、50年間の費用を試算したことがあります。

これは当社への相談事例や過去の見積もりをもとにした参考値であり、すべての住宅に当てはまるものではありません。

比較項目メーカーのメンテナンス継続を想定した場合地域専門店の直接施工を想定した場合
築17年前後の外壁・屋根改修例約290万円約165万円
使用材料指定仕様・提案仕様による建物の状態に応じて選定
50年間の維持費試算約850万〜950万円約520万〜580万円
差額の目安-約330万〜370万円

この差額を、そのまま節約と考える必要はありません。

たとえば、浮いた予算を屋根カバー工法、高耐久シーリング、軒天補修、雨樋支持金物の交換、ベランダ防水に回すことで、住まい全体の耐久性を高められる場合があります。

保証を選ぶか、専門店による直接施工を選ぶかは、住まいの状態、保証内容、今後の居住予定、予算によって変わります。

失敗事例から学ぶ!住友林業の外壁塗装でやってはいけない危険な工事

住友林業の住宅の外壁を長く維持するためには、建物の構造と外壁仕上げに合った施工が必要です。

ここで、私自身が独立して間もない頃に経験した失敗をお話しします。

意匠性吹付外壁に汎用弾性塗料を厚塗りして塗膜が水膨れしたケース

当時の私は、住友林業のシーサンドコートに見られるひび割れを心配し、「ひび割れに追従しやすい」という理由から、微弾性の下塗り材と一般的な艶ありシリコン塗料を提案しました。

施工直後は、防水性が上がったように見えました。

しかし仕上がりを見たとき、私は大きな違和感を覚えました。シーサンドコート特有の、貝殻や雲母を含んだマットな風合いが消え、外壁全体が艶の強い均一な見た目になってしまったのです。

さらに約3年後、日当たりの良い南面で、塗膜にプツプツとした水膨れが発生しました。

原因は一つに断定できませんが、既存下地の含水状況や塗膜構成、透湿性を十分に考慮しなかったことが大きな反省点です。最終的には、無償で塗膜を剥離し、下地からやり直しました。

この経験から学んだのは、ひび割れ対策だけを優先して塗料を選んではいけないということです。

塗料の種類特徴吹付外壁で確認すべき点
汎用弾性塗料ひび割れ追従性が期待できる下地や塗膜構成によっては透湿性を確認する必要がある
高透湿性塗料水蒸気を逃がしやすい既存外壁の意匠・下地との相性を確認する
意匠性維持塗料模様や質感を残しやすい施工方法・下塗り材・色選びで仕上がりが変わる

シーサンドコートのような外壁では、「ひび割れに強い」「高耐候」といった言葉だけで選ばず、透湿性、艶、意匠性、旧塗膜との相性を総合的に判断する必要があります。

タイルの表面洗浄だけで済ませて下地の剥離を見落としたトラブル

磁器質タイル外壁では、タイル自体が丈夫なため、汚れを洗浄して終わりにしてしまうケースがあります。

しかし、現場で本当に確認すべきなのは、タイルの奥にある下地です。

  • 打診棒による浮き音の確認
  • タイル目地の割れや欠損
  • サッシ周り・取り合い部のシーリング
  • 雨水が入りやすい笠木やバルコニー周辺の防水状態

下地の浮きを見落としたままにすると、地震や強風などをきっかけに、タイルが落下する可能性があります。

タイル外壁は「塗らなくてよい外壁」ではありますが、「確認しなくてよい外壁」ではありません。

相談現場のリアルな声!他社見積もりで発覚した不要な全面張り替え提案

株式会社HIGHには、「塗装では直らないので、金属サイディングのカバー工法が必要と言われた」というご相談も寄せられます。

もちろん、下地の腐食や外壁材の破損が進んでいる場合は、張り替え・カバー工法が適切な選択となることがあります。

一方で、打診調査や含水状況の確認をせず、築年数だけを理由に全面張り替えを勧める提案には注意が必要です。

住友林業の住宅では、適切なクラック補修、浮き補修、シーリング打ち替え、透湿性を考えた再塗装によって、外壁の保護性能を回復できるケースもあります。

契約前には、写真・診断結果・工事範囲を確認し、可能であれば複数社の意見を聞くことをおすすめします。

築50年の住まいを長持ちさせるプロの技術!下地補修と塗料選択の基準

築50年の外壁メンテナンスは、単なる化粧直しではありません。

半世紀にわたり風雨や紫外線に耐えてきた下地を確認し、これから先の雨水浸入リスクを減らすための工事です。

クラック追従性を高める微弾性下地調整と変成シリコンによるシーリング打ち替え

ひび割れや目地の劣化は、雨水の侵入経路になり得ます。

ただし、すべてのひび割れに同じ補修を行うわけではありません。ヘアクラック、構造クラック、塗膜の割れでは、補修方法が異なります。

施工箇所使用する材料の例施工のポイント
微細なひび割れ微弾性フィラー状態を見ながら刷り込み、塗膜の連続性を整える
幅のあるひび割れシーリング材・樹脂モルタルなどVカットの必要性を含め、幅と深さに応じて判断する
目地・サッシ周り変成シリコン系シーリング材既存材を撤去し、プライマーを塗布して打ち替える
脆弱な旧塗膜下地強化材・シーラー吸い込みや脆弱化の状態を確認して選定する

株式会社HIGHでは、耐候性を重視する外壁目地にオートンイクシードを提案することがあります。ただし、すべての塗料との組み合わせに適するわけではないため、塗装との相性や施工仕様を確認して選定します。

木造住宅の通気性を殺さない高耐候・高透湿性塗料の選定ポイント

住友林業の木造住宅では、外壁材や下地の仕様に応じて、塗料の透湿性を考える必要があります。

私が失敗を経験して以来、シーサンドコートなどの意匠性外壁では、次の点を必ず確認するようにしています。

  • 既存塗膜がどのような状態か
  • 下地が水分を含みやすい状態になっていないか
  • 艶の有無で外観が大きく変わらないか
  • 塗料メーカーが示す下地適性を満たしているか
  • 透湿性と耐候性のバランスが取れているか

既存の模様を残したい場合は、意匠性維持塗料を検討します。落ち着いた質感を残したい場合は、艶消しまたは低艶の高耐候塗料を検討します。

「どの塗料が最も長持ちするか」ではなく、「この住宅の外壁に合う塗料は何か」という順番で考えることが大切です。

一級塗装技能士が現場で徹底する「見えない下地処理」のこだわり

塗装工事の耐久性は、塗料のグレードだけで決まりません。

高圧洗浄、旧塗膜の確認、クラック補修、浮き部の補修、シーリング打ち替え、下塗り材の選定といった下地処理が、仕上がりを左右します。

株式会社HIGHでは、モルタル壁や意匠性外壁を調査する際、打診、クラックゲージ、目視、必要に応じた散水確認などを組み合わせます。

また、築年数が進んだ住友林業住宅では、外壁だけでなく、次の部位を同時に確認します。

  • 軒天と外壁の取り合い
  • 破風板と雨樋支持金物
  • 笠木・バルコニー防水
  • 屋根板金・棟板金
  • サッシ回りのシーリング
  • 換気フードや配管貫通部

50年先を見据えるなら、外壁塗装だけを単独で考えるのではなく、足場を架けるタイミングで雨水が入りやすい部位を一緒に整えることが合理的です。

保証延長か専門業者への依頼か?後悔しないための判断基準と確認手順

築50年の住友林業住宅では、メーカー保証を継続するか、地域の専門業者へ依頼するかで悩まれる方が多くいらっしゃいます。

どちらが正解かは、建物の状態、ご家族のライフプラン、保証内容、今後の居住年数によって異なります。

メーカー保証が切れるデメリットと火災保険や自社施工保証によるリスクヘッジ

メーカー保証を終了する場合、保証の対象範囲や今後の点検条件が変わる可能性があります。まずは、ご自身の保証書・維持保全計画書を確認することが必要です。

一方で、保証を維持しない場合でも、専門店の施工保証、定期点検、火災保険の補償範囲を整理することで、リスクを管理できる場合があります。

比較項目ハウスメーカーの延長保証地域専門店の施工保証
工事費用指定工事・保証条件によって変動建物状態・材料・施工範囲によって変動
保証対象契約内容・指定工事による施工箇所・施工内容による
自然災害契約内容や原因判定による火災保険の契約内容・損害原因による
判断の軸メーカー基準に沿った維持管理下地状態に合わせた工法選定

火災保険は、経年劣化が対象外となる一方、台風・雪・飛来物などの偶発的な損害が補償対象となる場合があります。適用の可否は保険契約と損害状況によって異なるため、保険会社や専門家への確認が必要です。

担当者の提案内容を鵜呑みにしない!現地調査で確認すべき劣化箇所の順番

メーカー、リフォーム会社、塗装専門店のいずれに依頼する場合も、提案内容を写真とともに確認しましょう。

優先して見たい箇所は次の通りです。

  1. 基礎とモルタル下地の取り合い部分
  2. タイルや吹付外壁の浮き・ひび割れ
  3. 窓サッシ周囲や目地のシーリング
  4. 軒天、破風、雨樋支持金物
  5. 外壁表面のチョーキング、吸水、塗膜剥離
  6. バルコニー防水、笠木、屋根板金

「今すぐ必要な工事」と「数年後でも検討できる工事」を分けて説明できる業者であれば、判断しやすくなります。

ストック住宅としての資産価値を守るための賢いリフォーム計画

築50年の住まいの資産価値を守るうえで大切なのは、保証書の有無だけではありません。

雨漏りを防ぎ、柱・土台・下地を健全に保ち、工事履歴や点検記録を残していくことが重要です。

株式会社HIGHでは、50年スパンの計画を立てる際、外壁塗装に予算を集中させるのではなく、屋根、シーリング、防水、軒天、板金部まで含めた優先順位を考えます。

外壁の意匠性を守りながら、必要なタイミングで必要な部位へ予算を使うこと。それが、長く住み続けるための現実的なメンテナンス計画につながります。

茨城県周辺で住友林業の外壁メンテナンスをお考えなら株式会社HIGHへ

住友林業の住宅の外壁が築50年を迎えるとき、適切なメンテナンスを行うことで、建物をさらに長く使い続けられる可能性があります。

ただし、外壁は見た目だけで判断できません。シーサンドコートの質感、モルタル下地の状態、タイルの浮き、シーリング、防水、軒天や板金まで確認して、住まいごとに工法を考える必要があります。

地域密着で培った施工事例と一級塗装技能士による責任施工

株式会社HIGHでは、一級塗装技能士が現地調査から施工管理まで対応しています。

住友林業の住宅では、きづれパネル、モルタル下地、意匠性吹付材、磁器質タイルなど、一般的なサイディング住宅とは異なる判断が必要になることがあります。

施工項目一般的な対応例株式会社HIGHで重視すること
現地調査目視中心の確認打診、ひび割れ幅、浮き、シーリング、防水部まで確認
下地補修一律の下地調整クラック・浮き・旧塗膜の状態に応じて選定
塗料選定耐久年数を中心に比較透湿性、艶、意匠性、既存外壁との相性を重視
施工管理工程ごとの管理写真記録と施工内容の共有を重視

中間マージンをカットした適正価格と明確な保証内容

地域の塗装専門店へ直接依頼するメリットは、現場を見た職人が、必要な工事範囲を説明できることです。

株式会社HIGHでは、見積書に「一式」とだけ記載せず、塗装面積、下地補修、シーリング、防水、付帯部などをできる限り明確にします。

また、施工後の保証についても、工事内容と使用材料に応じてご説明します。

安さだけを優先するのではなく、必要な下地処理を省かず、住友林業の外壁の質感と建物の通気性を考えた施工を行うことを大切にしています。

つくば市で選ばれ続ける理由!安心の現場診断と丁寧なアフターフォロー体制

つくば市周辺は、住宅地の緑や湿気、日当たり、風通しによって、外壁の藻・カビ・汚れ方に違いが出やすい地域です。

株式会社HIGHでは、つくば市を中心に、茨城県内の外壁塗装・屋根塗装・防水工事に対応しています。

外壁のひび割れ、タイルの浮き、シーサンドコートの変色、塗膜の膨れ、シーリングの割れなどが気になり始めたら、一度状態を確認してみてください。

住まいの現状と今後の計画に合わせ、必要な工事と急がなくてもよい工事を分けてご提案します。

よくある質問

住友林業のシーサンドコートは築何年で塗り替えるべきですか?

一律に何年と決めることはできませんが、築12〜15年頃からチョーキング、藻・カビ、ひび割れ、吸水の有無を確認することが大切です。株式会社HIGHがつくば市内で点検した20棟では、築12〜14年で北面・東面に藻やカビが見られた住宅が約85%でした。

シーサンドコートに艶あり塗料を塗っても大丈夫ですか?

施工自体は可能な場合がありますが、艶あり塗料では独特のマットな質感や骨材感が変わることがあります。塗料の透湿性や下地との相性も確認し、低艶・艶消し・意匠性維持塗料を含めて比較することをおすすめします。

住友林業の60年保証を続けるには必ずメーカー工事が必要ですか?

保証の対象や継続条件は、契約時期、建物仕様、維持保全計画書によって異なります。住友林業では、保証延長に有料メンテナンス工事が必要となる制度が案内されているため、まずは保証書と点検時の案内内容を確認してください。

住友林業のタイル外壁は塗装しなくてもよいですか?

磁器質タイル自体は塗装が不要なことが多いですが、目地、下地モルタル、シーリング、防水部の点検は必要です。築40〜50年では足場を使い、打診調査で浮きがないか確認することが重要です。

モルタル外壁の0.3mm前後のひび割れは補修が必要ですか?

0.3mm前後のひび割れでも、深さ、位置、雨水の浸入状況によって対応が異なります。築15年前後の住友林業住宅では0.2〜0.4mmのひび割れが見つかることもあるため、クラックゲージで測定し、シーリング充填や下地補修の必要性を判断します。

築50年の住友林業住宅で外壁以外に点検すべき場所はどこですか?

軒天、破風板、雨樋支持金物、屋根板金、ベランダ防水、笠木、サッシ周りのシーリングを確認してください。外壁だけを直しても、これらの取り合い部から雨水が入れば建物全体の維持にはつながりません。

引用・参照元

著者紹介

著者 – HIGH

ハウスメーカーで建てられた木造住宅にお住まいのお客様から、「築年数が経ち、メーカーから高額なメンテナンス工事を提案されたが本当に必要なのか」というご相談をいただきます。

以前、意匠性の高い吹付外壁のお住まいで、建物の通気性を考慮しない不適切な汎用塗料が厚塗りされた結果、内部に湿気がこもり塗膜全体が水膨れを起こしてしまった深刻なトラブルを目にしました。外壁の寿命を延ばすための工事が、塗料の選定ミスや下地処理の不足によって、かえって躯体を傷める原因になっていたのです。

外壁は表面の美観だけでなく、目地や下地モルタルといった見えない部分の補修精度が建物の寿命を大きく左右します。高額な保証延長の見積もりに不安を抱える施主様へ、木造住宅の特性に合わせた正しい下地処理や塗料選びの基準を知っていただき、後悔のないメンテナンスを選んでほしいという強い思いからこの記事をまとめました。

FAQ

外壁塗装はなぜ必要なのですか?
外壁塗装は見た目を美しく保つだけでなく、雨風や紫外線から建物を守る重要なメンテナンスです。
放置するとひび割れや雨漏りの原因になります。
塗装のタイミングは築何年くらいが目安ですか?
一般的には築10年ごとが目安ですが、立地や使用塗料によって前後します。
チョーキング(粉吹き)やひび割れがあれば早めの塗り替えをおすすめします。
工事期間はどのくらいかかりますか?
通常は3週間程度です。
天候や建物の大きさにより多少前後しますが、事前にしっかりと工程をご案内いたします。
雨の日でも塗装はできますか?
基本的に雨天時の屋外塗装は行いませんが、雨の影響を受けない場所であれば作業可能な場合もございます。
状況を見ながら柔軟に対応いたしますので、ご安心ください。
工事中は家にいても大丈夫ですか?
はい、在宅でも問題ありません。
ただし、足場の設置や洗浄時に多少の音や振動が発生しますので、あらかじめご説明いたします。
塗料のにおいは気になりますか?
最近の塗料は水性が主流で、においもかなり軽減されています。
気になる方には低臭タイプの塗料をご提案いたします。
どんな色でも選べますか?
はい、基本的に自由に選べます。
カラーシミュレーションや実際のサンプルをご用意し、イメージ通りの仕上がりをご提案します。
コーキングの打ち替えも必要ですか?
はい、外壁塗装と同時に行うのが一般的です。
コーキングが劣化していると、塗装後も雨漏りやひび割れが起きる恐れがあるため、塗装とセットでの施工をおすすめします。
ご近所へのあいさつはしてもらえますか?
はい、当社では工事前にスタッフがご近所様へご挨拶に伺い、工事内容や日程について丁寧にご説明いたします。
また、工事完了後にもご挨拶にお伺いし、近隣の方々への配慮を徹底しておりますので、どうぞ安心してお任せください。
工事中に窓は開けられますか?
足場にメッシュシートを張るため、窓の開閉は制限される場合があります。
換気や生活への影響を最小限にするよう配慮いたしますので、ご安心ください。
見積もりを取ったら必ず契約しないといけませんか?
いいえ、もちろんそんなことはありません。
お見積もり・ご相談は無料ですので、他社との比較や検討材料としてお気軽にご利用ください。

company

会社名
株式会社 HIGH
設立日
2022年4月8日
事業所名
〒153-0044
東京都目黒区大橋1丁目3-8 Bnd Bldg 6F
〒305-0031
茨城県つくば市吾妻1丁目10−1 つくばセンタービル1階
メールアドレス
info@high-inc.jp
代表
二宮 俊
サービスエリア
東北エリア / 中部エリア / 関東エリア / 近畿エリア / 中国・四国エリア / 九州エリア
業務内容
塗装工事全般 / 住宅・店舗リフォーム / 住宅・店舗リノベーション / 屋根板金・瓦工事 / 足場架設工事 / 水道設備工事 / 電気設備工事 / 外構・エクステリア工事 / 解体工事全般 / 設計・デザイン
建設業許可
建設業許可
技能・資格
  • 一級建築施工管理技士(第00001474877号)
  • 二級建築士(第57543号)
  • 外壁劣化診断士(第23811076号)
  • 足場の組立て等作業主任者
  • 高所作業車運転技能
  • 玉掛け技能
  • 小型移動式クレーン運転技能
  • 監理技術者資格

※ 法令遵守および安全管理を徹底しております。

法人番号
4011003014536

東京本社

茨城営業所

contact us

外壁・屋根塗装、
内装やリフォーム、
住まいのご相談、
無料お見積もりのお問い合わせ。